売る側の「価値」、買う側の「価値」

何となく納得出来なかったのは、「これは 100 円でできたから、 100 円で売りますよ」と云うところ。
そもそもコスト=売価では、資本経済が成立しませんね。 100 円でできたなら、せめて 110 円位で売れよ、と。(そうしないと利益がない)
……とまぁ、そんな話は置いといて。
「価値」と云うのは相対的なもので、また主観的なものだと思います。(理屈云々の話ではない)
作り手(売り手)が 100 円の価値だと思ったものは、その人にとって正に 100 円の価値な訳ですよね。他人がどんなに 80 円の価値しかないと思おうとも、それは変わらないはずです。(もし変わったら、その時点で本人にとっての「価値」自体が変化した事になるでしょう)
何となく、 R ・田中一郎さんの主張は「売り手や買い手にとっての『価値』」ではなくて「市場にとっての『価値』(=『価格』)」になっている気がしました。(市場の価値は、絶えず変化し需要と供給のバランスによって保たれるものですね)

……で。それがどう「プログラマーは大変だ」の結論になるのか。
うーん、結局のところ「プログラマーはなんて、所詮は市場の商品に過ぎないのだよ」と云う事、なのかなぁ。。。(書いていて悲しくなってきたのでここまでにしておきます)