固定ド唱法と移動ド唱法

私は世間一般で言うところの「絶対音感」はある方だけど、耳コピが大の苦手。
……と云う話を、学生時代にしお兄ちゃんにちょこっと相談した事を思い出しました。(しお兄ちゃんはきっと覚えていないだろうけれども)
いや、メロディとかベースラインは特に苦なく採れるんだけど、和音が苦手なのよね。。。

閑話休題
今回の本題はしお兄ちゃんが書いている「訓練」の話です。
この訓練って、所謂「固定ド唱法」*1ですよね。
音楽の授業でやったかどうかはよく覚えていませんが、幼少期にヤマハ音楽教室でそう云う練習をした事は覚えています*2
尤も、「固定ド唱法」をまじめにやっていたからといって、耳コピが出来る様になる訳ではないと思いますけど。。。(私がいい例です ^^; )
ちなみに、これ(=固定ド唱法)ばかりをやり続けると、「移動ド唱法」が苦手になる事が多いと言われています。つまり、「 C 」の音階と「ド」と云う音名が(頭の中で)密接に結びついてしまうので、「 C 」の音階を例えば「ラ」と歌おうとすると、(脳が)違和感を感じてしまう訳ですね。
その結果として、上昇音階を下降音階で読むのに難儀する事になる、と。
……なので、「固定ド唱法」を学ぶ際は、「移動ド唱法」を挟みながらやるのがいいそうです。(音楽教室などでは、そう云う指導が行われているハズ。)
そうすれば、『「ドレミファソラシド」という音階に「ドシラソファミレド」という歌詞を付けて歌う』のも難しくなくなるのではないかと思います。(私は問題なく歌えました)

余談ですが、私の場合、曲どころか一般的な音(「雑音」と呼ばれるものも含めて)についても、比較的「ドレミ……」で聞こえる事が多いです。
これ自体は特に困る事もないのですが、曲を考えている(創っている)時などは少々邪魔になります。。。

*1:音階を音名で歌う方法。対して、その曲の主音を「ド」や「ラ」として、そこから相対的に「ドレミファソラシド」を各音階に当てる方法が「移動ド唱法」。

*2:まぁ、 4 歳とか 5 歳とかの頃の話なので、うろ覚えですが。